山で行方不明になり、1週間後に帰ってきた親友は、もう親友ではなかった。
『光が死んだ夏』は、その帰還から半年後の夏を描く青春ホラー漫画です。
ヒカルの正体は何なのか、ノウヌキ様とは何だったのか、気になって検索した方も多いのではないでしょうか?
原作は、2026年10月20日に公開された第51話で完結しました。
この記事では、単行本1〜9巻のあらすじをネタバレありで整理し、ナニカの正体を「公式で描かれた事実」と「読者の受け止め方」に分けて解説します。
アニメ1期の配信状況と2期の最新情報、公式で読む方法もまとめました。
- 1〜9巻のネタバレあらすじと完結の情報
- ヒカルの正体とノウヌキ様の関係の整理
- アニメ1期の配信と2期の発表状況
原作を読み返したい方も、アニメの続きが気になる方も、ぜひ最後まで読んでくださいね。
※この先は単行本9巻までの核心のネタバレを含みます。
※最終話(第51話)の展開と結末には触れていません。
※作中には人が亡くなる場面や刃物が出てくる場面、体の内側を描く表現、首にまつわる風習の描写など、ホラーならではの怖い表現があります。苦手な方は注意してください。
光が死んだ夏はどんな漫画?作品情報と完結
まずは作品の基本情報から押さえておきましょう。
『光が死んだ夏』はモクモクれん先生の初めての連載作品で、KADOKAWAのWebマンガ誌「ヤングエースUP」で2021年8月から連載されました。
舞台は山あいの集落で、ciatrの解説記事によると、方言は三重弁を参考にしているそうです。
同じ記事では、作者は舞台の地方をはっきりとは決めていないと紹介されています。
「このマンガがすごい!2023」ではオトコ編1位に選ばれました。
KADOKAWA公式では、「次にくるマンガ大賞2022」のGlobal特別賞(繁体字)と、同賞Webマンガ部門の総合11位も紹介されています。
ここでは完結の経緯と、BL好きのあいだでも話題になる「この作品はBLなの?」という疑問を順番に見ていきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作者 | モクモクれん |
| 連載 | ヤングエースUP(KADOKAWA)2021年8月〜2026年10月 |
| 完結 | 2026年10月20日公開の第51話で完結 |
| 単行本 | 1〜9巻(9巻は2026年6月4日発売)・10巻の発売日は未発表 |
| 主な受賞 | このマンガがすごい!2023 オトコ編1位ほか |
| アニメ | 2025年7〜9月に1期放送・2期制作決定 |
※2026年10月26日時点の情報です。
2026年10月20日の第51話で完結
2026年9月、『光が死んだ夏』の完結が近いことが報じられました。
そして2026年10月20日、ヤングエースUPで最終話の第51話が公開され、連載は完結しています。
連載開始から約5年、よしきとヒカルの夏がひとつの区切りを迎えました。
ABEMA TIMESの完結報道では、ファンから「ありがとう」など感謝の声が寄せられたと紹介されています。
作品の公式X(旧Twitter)は2026年6月2日に、電子版を含むシリーズ累計500万部の突破を発表しています。
なお、KADOKAWA公式が発表している部数は、2025年12月時点で350万部です。
10巻は企画進行中と告知されていますが、発売日はまだ発表されていません(10月26日時点)。
この記事は、単行本9巻までの内容を紹介しています。
最終話で描かれた答えは、ここでは伏せておきますね。
BLかブロマンスか、受け止め方が分かれる作品
『光が死んだ夏』は、BLとして読むかどうかで受け止め方が分かれる作品です。
連載しているのはBL専門誌ではなく、KADOKAWAのWebマンガ誌です。
アニメを紹介したリアルサウンドの記事は、よしきとヒカルの関係を「ブロマンス」と表現していました。
一方で、BLレビューサイトのちるちるには作品ページや作者インタビューがあり、BL目線で取り上げるメディアもあります。
ciatrは、商業化される前にpixivで発表されたプロトタイプ版に「創作BL」のタグがついていたと紹介しています。
つまり、恋愛と言い切れない、でも友情だけでもない関係をどう呼ぶかは、読む人に委ねられていると言えそうです。
光が死んだ夏のネタバレあらすじ【1〜9巻】

ここからは、単行本1〜9巻の流れを3巻ずつ紹介します。
各巻の内容は、KADOKAWAなど公式の紹介文で確認できる出来事をもとにしています。
物語は大きく分けると、すり替わりに気づく前半、正体を探る中盤、あの世と繋がる「穴」を閉じる後半の3段階で進みます。
全体像を先に図で見てから、各パートを読んでみてください。

1〜3巻 すり替わった親友と集落の異変
集落クビタチで育った高校生のよしきと光は、ずっと一緒の幼なじみです。
ある日、山で1週間行方不明になっていた光が戻ってきます。
けれどよしきは、目の前の光が別の「ナニカ」にすり替わっていると確信してしまいます。
問い詰められたナニカは正体を見せ、本物の光はもう死んでいることを認めました。
それでもよしきは、光の姿をしたナニカ=ヒカルと一緒にいることを選びます。
同じころ、集落では不気味な事件が起こり始めました。
2巻では、よしきがなぜすり替わりに気づけたのかが語られ、ほかの住人も異変に気づき始めます。
3巻では、人間とは違う価値観を持つヒカルとのあいだに、埋められない溝を実感する事件が起こります。
4〜6巻 ノウヌキ様とクビタチの歴史を探る
4巻で、よしきは過去の光ではなく今のヒカルと生きていくことを決めます。
2人はヒカルの正体を知るため、集落に伝わる「ノウヌキ様」と、クビタチの歴史を調べ始めました。
5巻では、ヒカル自身にも変化の兆しが表れます。
そしてクビタチの歴史や「ノウヌキ様」の正体、「忌堂の罪」が明かされ、ヒカルが決断を下します。
6巻では、「会社」の田中が2人の前に現れ、ヒカルの正体を告げます。
あの世と繋がる「穴」が広がっていることもわかり、2人は友人の巻が住むアシドリへ向かいます。
7〜9巻 あの世と繋がる穴を閉じる戦い
7巻では、各地で増え続けるケガレを止めるため、よしきたちは複数の「穴」を閉じに動きます。
穴は向こう側からしか閉じられません。
そこでヒカルは、よしきとの「つながり」を使い、自分が穴に入って閉じてから戻ってくる方法を提案します。
同じころ、朝子と田中はケガレそのものと交渉して穴を閉じてもらおうとします。
8巻では、ヒカルがあの世からこちら側へ戻る道を探します。
その一方で、よしきの体には痣が広がり、暮林が次の穴を自分で閉じに行くと申し出ます。
9巻では、ヒカルが「会社」の佐藤に捕まってしまいます。
よしきは朝子と一緒に救出へ向かい、暮林と田中は集合住宅に開いた3つ目の穴を閉じようとします。
ただし穴を閉じるには、誰かがその場に残らなければならない状況でした。
9巻には、田中の「会社」での仕事を描いた番外編も収録されています。
9巻より後、最終話までの展開は、この記事では伏せています。
ナニカ(ヒカル)の正体はノウヌキ様?公式の事実と読者の受け止め方

この作品の大きな謎が、ヒカルの正体です。
4巻で2人がノウヌキ様の歴史を調べ始めることもあり、ヒカルとノウヌキ様の関係は気になるところですよね。
ここでは公式で描かれた事実と、解説記事・読者の受け止め方を分けて整理します。
後半では、解説記事が紹介する作中の説明と、2人の関係の読み方を分けて紹介しますね。

公式で描かれた事実
まず、1巻でナニカが正体を見せ、本物の光はもう死んでいることが明らかになります。
つまりヒカルは、亡くなった光とすり替わった存在です。
5巻の公式あらすじでは、クビタチの歴史とともに「ノウヌキ様」の正体も明かされると紹介されています。
6巻では、「会社」の田中がヒカルの正体を告げます。
そしてKADOKAWA公式の9巻あらすじでは、ヒカルは「落とし子」と表記されています。
この記事では、出版社の紹介文で確認できたこの範囲を取り上げます。
光が亡くなった経緯や、ヒカルが光になりかわった理由の細かな描写は、この記事では扱いません。
ノウヌキ様説をどう読むか(解説記事の整理)
集落に伝わる「ノウヌキ様」は、ヒカルの正体を探る2人が調べた手がかりのひとつです。
ciatrの解説記事では、田中がヒカルに「ノウヌキ様ではない」と告げる場面が紹介されています。
同じ解説記事では、昔の忌堂家の願いに応えてノウヌキ様に成り代わったのも、落とし子だったと整理されています。
この整理に沿うと、ヒカルとノウヌキ様信仰はまったく無関係ではなさそうです。
ただし、解説記事の読み方が作中の描写のすべてとは限らないので、細部は原作で確かめてみてください。
よしきとヒカルの「好き」をどう読むか
ヒカルは物語の序盤から、よしきへの強い好意を隠しません。
ciatrの解説記事でも、1巻からヒカルがよしきへの好意をまっすぐ言葉にする場面が紹介されています。
この「好き」を恋として読むか、名前のつかない強い結びつきとして読むかで、作品の見え方が大きく変わります。
どちらの読み方も否定されていないところが、この作品が長く語られる理由のひとつかもしれません。
9巻時点での注目点
8・9巻の公式あらすじで描かれている注目点を、3つ挙げておきます。
- 穴を閉じるために誰かが残らなければならない状況
- よしきの体に広がる痣
- 「会社」に捕まったヒカルの行方
これらが最終話でどう描かれたのかは、この記事では伏せておきます。
2人の夏の終わり方は、ぜひご自身の目で確かめてください。
アニメ『光が死んだ夏』1期の配信と2期の最新情報
アニメ版は、2025年7月から9月まで日本テレビ系で全12話が放送されました。
アニメ制作はCygamesPictures、監督は竹下良平さんです。
よしき役は小林千晃さん、ヒカル役は梅田修一朗さんが演じています。
主題歌はオープニングがVaundyさんの「再会」、エンディングがTOOBOEさんの「あなたはかいぶつ」でした。
放送当時はNetflixで世界独占配信、ABEMAで無料独占配信されていました。
第2話の配信後には、Netflixの日本国内デイリーランキングで1位になったと報じられました。
ここでは1期の見どころと配信先、2期の発表状況を見ていきます。
1期は原作5巻あたりまで・配信先
アニメ1期の全12話は、原作5巻あたりまでの内容とされています。
1期の続きを原作で追うなら、5巻から読み直すと取りこぼしがありません。
リアルサウンドは音の演出を見どころに挙げていて、映像と音の怖さは1期の大きな魅力です。
その一方で、1期だけでは物語が途中で終わるため、続きは原作か2期を待つことになります。
配信先は、アニメ公式サイトのON AIRページにNetflixとABEMAが掲載されています。
さらに2026年11月6日(金)0:00から、順次配信が始まると案内されています。
見放題として、dアニメストア・ディズニープラス・Prime Video・U-NEXT・アニメ放題・DMM TV・Lemino・バンダイチャンネル・Hulu・FOD・WOWOWオンデマンドが掲載されています。
都度課金のサイトとしては、TELASA(見放題プラン)やJ:COM STREAMなども掲載されています。
開始日や配信形態はサービスごとに異なる場合があるので、詳細は各サービスでご確認ください。
2期の放送時期は未発表
アニメ2期の制作は、1期の最終話の放送後、2025年9月28日に発表されました。
ただし2026年10月26日時点で、2期の放送時期・放送局・配信先は発表されていません。
2026年9月28日には、1期の記録をまとめた公式ガイドブックも発売されています。
原作が完結した今、2期でどこまで描かれるのか、続報が待ち遠しいですね。
アニメ以外のメディア展開
2026年1月9日から18日には、舞台版が東京・紀伊國屋ホールで上演されました。
よしき役は本島純政さん、ヒカル役は今牧輝琉さんが務めています。
ABEMA TIMESの完結報道でも、アニメ化と初の舞台化は作品の広がりとして触れられています。
光が死んだ夏を読む方法
『光が死んだ夏』は、公式の連載サイトと単行本の2つの方法で読めます。
完結記念の無料公開キャンペーンはすでに終わっているので、まずは現在の公開範囲を公式サイトで確認するのが確実です。
最初から通して読みたい方は、単行本を電子書籍ストアの試し読みで確かめてから選ぶ方法もあります。
公式サイトで読む
連載誌はヤングエースUPで、作品ページはKADOKAWAの漫画サイト「カドコミ」にあります。
カドコミでは完結記念として、1〜9巻相当の話を順番に無料公開するキャンペーンが行われていました。
この無料公開は、2026年10月13日11時に終了しました。
どの話まで無料で読めるかは時期によって変わるため、各サイトの作品ページで確認してください。
単行本で読む
単行本は1〜9巻が刊行されていて、9巻は2026年6月4日発売、税込924円です。
電子書籍は、各ストアの試し読みで絵柄や雰囲気を確かめてから買うと安心です。
ストアごとの特徴や選び方は、こちらの記事で解説しています。
BL漫画はどこで買うのが安い?電子書籍おすすめランキングTOP11
なお、海賊版サイトや違法アップロードでの閲覧は、作者と作品のためにも絶対に避けてください。
光が死んだ夏ネタバレまとめ
今回は『光が死んだ夏』の1〜9巻のネタバレと、ナニカの正体の整理をお伝えしました。
ポイントをもう一度まとめておきます。
- 原作は2026年10月20日の第51話で完結済み
- ヒカルの正体は9巻までの公式あらすじで一部明かされている
- アニメ2期は制作決定・放送時期は未発表
ヒカルの正体はネタバレ章で紹介したとおりですが、2人の関係をどう呼ぶかは読む人それぞれです。
少しずつ謎がほどけるたびに、新しい問いが生まれるのがこの作品のおもしろさです。
最終話で描かれた答えは、ぜひご自身の目で確かめてください。
11月6日からはアニメ1期の配信先も広がるので、2期の続報を待ちながら見返すのにもいい機会です。

